未経験の会社員が最初に選ぶなら、1位はフリマアプリでの不用品販売、2位はアンケートモニター、3位はWebライターの少額案件です。
理由は、初期費用が小さく、やめたくなったらすぐ撤退でき、平日の夜の1〜2時間で試せるからです。収入の大きさではなく「失敗したときの傷の浅さ」で並べました。
この記事で分かること
- 未経験・スキル不要で始めやすい在宅副業7つの順位と、その根拠
- 3つの質問でわかる、会社員のあなたの第一候補
- 始める前に確認したい就業規則・確定申告・住民税のポイント
内容は2026年11月時点の整理です。制度や各サービスの条件は変わりますので、登録前に公式ページで最新情報をご確認ください。
在宅副業を未経験から選ぶ前に:「稼げる順」より「やめやすい順」で考える
結論から言います。最初の1つは、収益性ではなく「撤退のしやすさ」で選んでください。
「稼げる副業ランキング」を眺めて、結局どれも決めきれなかった。そんな経験はありませんか?
動けないのは、あなたの意志が弱いからではありません。比べる物差しが「収入の大きさ」しかなかっただけです。
収入は、始める前には誰にも保証できません。保証できない数字で選ぶと、外れたときに「向いていなかった」と自分を責めてしまいます。
そこで私は、次の4つの物差しで副業を見ています。
- 失敗コスト:始めるのに、いくらかかるか
- 撤退のしやすさ:合わなかったとき、すぐやめられるか
- フィードバックの得やすさ:試した結果が、早く目に見えるか
- AIによる置き換わりやすさ:数年後も人の判断が残る仕事か
この4つは、公式な基準ではありません。私が副業を比べるときに使っている整理です。
ただし、1つだけ公的な土台があります。厚生労働省は2018年1月に、モデル就業規則を「副業・兼業を原則認める」方向へ改定し、副業・兼業のガイドラインも公表しています。副業が社会的に認められる流れは、すでに十数年かけて整ってきました。
だからこそ、いま大事なのは「何をやるか」より「どれだけの時間と費用なら無理なく出せるか」を先に決めることです。
未経験・スキル不要でできる在宅副業ランキング7選
順位は、上の4つの物差しで私が付けた整理です。収益の大きさを示す順位ではありません。
| 順位 | 副業 | 初期費用 | 撤退しやすさ | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | フリマアプリでの不用品販売 | 0円から(手持ちの物で可) | ◎ | 家の整理も兼ねたい |
| 2位 | アンケートモニター | 0円から | ◎ | 短時間で気軽に試したい |
| 3位 | Webライター(少額案件) | PCがあれば可 | ○ | 書くのが好き |
| 4位 | オンライン事務・秘書 | PCがあれば可 | ○ | 会社の事務経験がある |
| 5位 | 在宅コールセンター | 機材は貸与か自前か案件による | △ | 静かな部屋を確保できる |
| 6位 | データ入力・文字起こし | PCがあれば可 | ○ | コツコツ作業が得意 |
| 7位 | ブログ・アフィリエイト | サーバー代・ドメイン代が別途 | △ | 長期で積み上げたい |
初期費用の欄は一般的な傾向です。実際の金額はサービスや案件によって変わります。登録前に必ず公式ページで確認してください。
報酬の単価や月収の目安は、この表には載せていません。単価は案件・時期・経験で大きく変わり、公的な統計で「未経験者の標準額」を示せるものではないからです。代わりに、あとで自分で試算するための計算式をお渡しします。
1位:フリマアプリでの不用品販売(仕入れ不要・スマホ1台で始められる)
向いているのは、まず「売って、発送して、お金を受け取る」流れを体験したい方です。費用は0円から始められます。
家にある不要な服や本、雑貨を出品するだけなので、仕入れで失敗することがありません。梱包と発送の手間はかかりますが、売れ残っても損はありません。
1位にした理由は、撤退コストがほぼゼロで、反応(売れた・売れない)がすぐ分かるからです。副業の予行演習として、これほど傷の浅い選択肢はなかなかありません。
なお、不用品を売って得たお金は、一般に生活用動産の譲渡として扱われ、通常は課税されないケースが多いとされています。ただし、仕入れて売る形に広げると事業的な所得になり得ます。判断に迷うときは、国税庁の公式情報で確認してください。
2位:アンケートモニター(通勤中・家事の合間に、15分から)
向いているのは、まず「副業という行動に慣れたい」方です。時間は15分ほどから使えます。
1件あたりの報酬は小さく、ポイントで受け取る形式も多いとされています。「収入を得る」というより、「副業の時間を生活に組み込む練習」と考えると気が楽ですよね。
登録時に個人情報を入力するサービスが多いので、運営会社の情報とプライバシーの扱いは、必ず公式ページで確認してください。
3位:Webライター(少額案件から・文章が好きな人向け)
向いているのは、書くことが苦にならず、少し先のスキルも育てたい方です。PCがあれば始められます。
案件を受けて記事を書く仕事です。初心者のうちは単価が低めな場合が多く、実績を積みながら条件を上げていく形が一般的です。
3位にした理由は、書いた記事が実績として手元に残るからです。やめたいときも、案件単位で区切りやすいのが救いです。
注意点は、文章を書く時間のほかに、リサーチや修正対応の時間もかかることです。この時間を含めて計算しないと、思ったより割に合わなく感じることがあります。
4位:オンライン事務・秘書(会社員の経験がそのまま活きる)
向いているのは、会社での事務やスケジュール管理の経験がある方です。
メール対応、日程調整、資料づくりなどを、オンラインで引き受ける仕事です。「副業は未経験でも、仕事の経験は未経験ではない」という方には合います。
ただし、依頼主とのやり取りが発生するため、平日の夜に連絡を返せるかが分かれ目になります。
5位:在宅コールセンター(静かな環境が条件)
向いているのは、接客や電話対応の経験がある方です。自宅で専用のシステムを使い、顧客に対応します。
勤務時間が決まっている案件が多いので、「平日の夜に自由に時間を動かしたい」方とは相性が分かれます。共働きで、家族の生活音が入りやすい環境の場合は、時間帯も含めて検討してください。
時給制の案件では、働いた時間が収入に反映されやすいと言われます。ただし、案件によって条件はさまざまです。
6位:データ入力・文字起こし(AIの影響を受けやすい分野)
向いているのは、細かいミスに気づけて、地道な作業が苦にならない方です。
指定の形式に情報を入力したり、音声を文章に起こしたりする仕事です。専門知識がなくても始めやすい反面、作業の一部は自動化ツールで置き換わりやすい分野でもあります。
ここで正直に書いておきます。当初、私はこのジャンルを「スキル不要」という理由で上位に置こうとしました。でも、AIによる置き換わりやすさという物差しを足すと、順位は下がりました。
始めやすさと、長く続けやすさは別物です。いま始めやすくても、数年後に案件が減る可能性があるなら、「入口として試す」くらいの位置づけが現実的です。
7位:ブログ・アフィリエイト(時間はかかるが、資産として残る)
向いているのは、すぐに結果を求めず、長い目で積み上げたい方です。
ブログで広告収入や成果報酬を得る副業です。サーバー代やドメイン代などの固定費が、少額でもかかります。記事を書いても、すぐには読まれません。
私自身は、副業としてブログアフィリエイト、Google AdSense、趣味のAI生成音楽のYouTube投稿、楽天ROOMを実践しています。このブログ「すきま時間の在宅副業ノート」も、2026年11月に開設の準備を進めました。
その経験から言えるのは、一点だけです。ブログは「書いてすぐ反応が返ってくる」副業ではなく、反応が見えるまでの間、手を動かし続ける副業だということです。
収益額や、成果が出るまでの期間は、この記事では書きません。確認できる数字を示せない以上、読者のみなさんの判断材料にはならないからです。
7位にしたのは、最初の1つとして勧めにくいからです。ただ、1〜3位で「副業を続ける感覚」をつかんだあとに選ぶ候補としては、とても良い選択肢です。
会社員向け:3つの質問でわかる、あなたの第一候補
ここからは、直感で答える簡単な診断です。
質問1:平日の夜、副業に使えるのは何分ですか?
- A:15〜30分ほど → アンケートモニター、フリマアプリ
- B:1時間前後 → オンライン事務、データ入力・文字起こし
- C:2時間ほど → Webライター、ブログ・アフィリエイト
質問2:副業の目的は何に近いですか?
- A:今の生活の足しにしたい → フリマアプリ、アンケート、在宅コールセンター
- B:将来のスキルを身につけたい → Webライター、オンライン事務
- C:長期的な資産づくり → ブログ・アフィリエイト
質問3:どんな作業ならストレスが少ないですか?
- A:黙々と正確に進める → データ入力・文字起こし
- B:人とやりとりする → 在宅コールセンター、オンライン事務
- C:文章で考えを表現する → Webライター、ブログ
判断のコツは、3問の答えが同じ副業を指したら、それが第一候補ということです。バラけたら、質問1(時間)を優先してください。時間に合わない副業は、どれだけ魅力的でも続かないからです。
診断はあくまで目安です。実際に少し触れてみて、はじめて分かる相性もあります。
副業の収入は「時給換算」で自分で試算する
単価の相場を探すより、あなた自身の条件で試算するほうが確実です。
案件の募集ページに書かれた報酬を見たら、次の式に当てはめてみてください。
時給換算=報酬 ÷(作業時間+準備・連絡・修正の時間)
たとえば、仮に1件1,000円の案件で、作業に40分、準備と連絡に20分かかったとします。これはあくまで計算例ですが、この場合は1,000円÷1時間で、時給換算は1,000円です。
見落としやすいのは、分母に「準備・連絡・修正の時間」を入れ忘れることです。ここを入れずに計算すると、実際より高く見えてしまいます。
もう1つ、見落としやすいのが経費です。ヘッドセット、サーバー代、通信費などを引いたあとの金額が、本当の手残りです。
こうして自分で計算すれば、「月5万円稼げるか」という漠然とした不安が、「この案件は時給いくらか」という確かめられる問いに変わります。
副業を始める前の注意点:就業規則・確定申告・住民税
副業を選んだ後に、必ず確認してほしいことがあります。
本業の就業規則:副業の可否と手続きを確認
まず、勤め先の就業規則に副業の定めがあるかを見てください。副業を禁止している会社や、許可制・届出制の会社があります。
就業規則に定めがあるのに、手続きをせず副業をすると、懲戒処分の対象になる可能性があります。許可制の場合は、申請の方法も含めて社内の規定を確認してください。
確定申告:「20万円」ルールの条件
国税庁の案内では、給与を1か所から受けていて、給与以外の所得(副業の所得)が年間20万円以下なら、原則として所得税の確定申告は不要とされています。
ここで注意したいのは、「売上」ではなく「所得」で見るという点です。所得は、収入から必要経費を差し引いた金額です。
また、この20万円ルールは、給与を1か所から受けている会社員などの原則です。条件が異なる方は扱いが変わるため、国税庁の公式ページか税務署で確認してください。
住民税:20万円以下でも申告が必要になる点に注意
見落としやすいのは、住民税です。所得税の確定申告が不要な場合でも、住民税の申告は別に必要になる場合があります。
住民税は、お住まいの自治体の制度です。申告の要否や手続きは自治体によって異なるため、市区町村の窓口か公式サイトで確認してください。
副業の住民税がどう扱われるかによって、会社に伝わる情報が変わることもあります。だからこそ、隠す方法を探すより、先に就業規則を確認しておくほうが安心です。
マイナンバーや年末調整の扱いも、状況によって異なります。この記事では一般的な説明にとどめます。
怪しい案件を見分ける3つの目安
「スマホをタップするだけで高収入」「誰でも月収100万円」といった話は、作業内容に対して報酬が高すぎます。立ち止まってください。
安全かどうかを見分ける目安は、次の3点です。
- 仕事内容が具体的に書かれていること
- 報酬が、作業内容に対して不自然でないこと
- 運営会社の情報(会社概要・所在地・連絡先)が確認できること
とくに、登録前に初期費用や高額な教材費を求められる話は要注意です。契約内容を読み、不安が残るなら、その場で決めないでください。
考察:このランキングで私が見ているもの
ここからは、事実ではなく私の考えです。
「1つ目の副業」は、収入より習慣をつくる練習になる
私が副業を比べて強く感じるのは、最初の1つは「稼ぐ場」ではなく「続ける型を試す場」だということです。
平日の夜に1時間を確保する。完璧を待たず、60%の出来でも出してみる。これは性格の問題ではなく、仕組みの問題です。
やる気に頼ると、疲れた日に止まります。時間の枠を先に決めておけば、やる気がなくても、手が動きます。
費用が大きい副業は「2つ目以降」で考える
フランチャイズやコインランドリー経営のように、まとまった資金が必要な副業もあります。投資にも、損失や元本割れのリスクがあります。
未経験で、自分の続けやすさもまだ分かっていない段階では、費用の小さい副業から始めるほうが、判断を誤りにくいと考えています。
過去の流れから見えること
2018年の副業解禁の流れ以降、クラウドソーシングなどの仕組みで、個人が仕事を受けられる場は広がりました。一方で、誰でも参加できる場所では、似た条件の人が集まり、単価が競争にさらされやすくなる面もあります。
私の見立てでは、「スキル不要」を売りにした仕事ほど、競争が激しくなりやすいはずです。だから、最初は入口として使い、少しずつ「その人にしかできない部分」を足していくのが現実的だと考えています。
AI時代の見通し
AIで置き換わりやすいのは、手順が決まっている作業です。データ入力や文字起こしは、その代表例と言われます。
一方で、依頼主の意図をくみ取る、判断する、相手とやり取りするといった部分は、人の仕事として残りやすいと考えられます。オンライン事務やライターの仕事が、それに近いでしょう。
これは私の見立てで、現実の案件の状況は変わります。始める前に、最新の募集ページと規約を確認してください。
未経験から在宅副業を始める3ステップ
今夜からできる順番を整理します。
1. 本業の就業規則を確認する:副業の可否と手続きを、先に確かめます。
2. 診断で第一候補を1つに絞る:複数に手を出さず、まず1つだけ決めます。
3. 無料か低コストで1か月試す:有料の教材や高額な機材は、1か月の様子を見てから考えます。
この順番なら、お金をかける前に「自分に合うか」を確かめられます。
未経験の在宅副業選びのまとめ
要点は3つです。
- 順位の物差しは「失敗コスト・撤退しやすさ・フィードバック・AIへの強さ」で、収益の大きさではありません。
- 最初は、フリマアプリ、アンケート、Webライターの少額案件など、傷の浅い副業から試します。
- 始める前に、就業規則、所得税の20万円ルール、住民税の扱いを公式情報で確認します。
元の世界に戻るか、1つ試してみるか。選ぶのは、あなたです。
よくある質問
未経験・スキル不要で始められる在宅副業は何ですか?
フリマアプリでの不用品販売、アンケートモニター、Webライターの少額案件などが、始めやすい選択肢です。条件は案件ごとに異なるため、各サービスの公式ページで確認してください。
副業の所得が20万円以下なら、何も申告しなくていいですか?
給与を1か所から受けている会社員の場合、所得税の確定申告は原則不要とされています。ただし、住民税の申告は別に必要になる場合があります。お住まいの自治体の案内を確認してください。
会社員が副業を始める前に、最初に確認することは何ですか?
勤め先の就業規則です。副業が禁止、あるいは許可制の会社もあります。そのうえで、税金の扱いを国税庁や自治体の公式情報で確認しましょう。



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